作業は大抵畳の部屋で行っていて、机は低めの折り畳み式の机を使っており、椅子は堅めの座椅子を合わせて使っています。
<膝痛のため正座が辛い>
どうして畳の部屋でするかというと、縫い終わったものを畳に広げておきたいからなのです。
身体のためには高い机と椅子で作業をした方が腰や膝のためにはいいと思うのですが、机では完成品を並べきれないのです。
床に並べるにはいちいち立ち上がらなければなりません。
作業はおかげさまでやりやすいのですが、その代わりにやはり長く仕事をしていると腰や膝を痛めてしまいます。
特に最近は座りっぱなしのせいか体重が増えてきたので、一日5,6時間の正座の作業は膝にとって負担が大きくなってきました。
<正座椅子を探す>
そこで何かいいものはないかと考えて、「正座椅子」が膝への負担を軽減してくれるのではないかと思うようになりました。
ネットで色々なものを探す日々が続きました。しかしどれも帯に短し、たすきに長し、といった感じで、なかなか理想の正座椅子が見つかりません。
大体私が小柄なせいか、大概の正座椅子は高さが高すぎるのです。実際試してみることができないのでこれもまたもどかしいところでした。
でも予想として高すぎると、膝は良くてもかえって疲れるのではないかと思ったのです。
<足は自然に収めたい>
また私のこだわりとしては、正座をして座った時に、足を開くような姿勢にしてしまうものは嫌だと思っていました。
中には理想の高さのものがあったのですが、足が不自然に開いてしまって、これもまたかえって疲れてしまうのではないかと思いました。
理想の形はふつうに両足をそろえて収めたいのです。
そこで小さな机のような、お尻を載せる部分に両脇に足が着いていて、空洞部分に足をすっぽり収めるタイプの正座椅子を見つけました。
そころがそういう形のものは今度は高さが高めになってしまうのです。
すっぽり足を入れるためにはどうしても高くしないとならないようで、大柄の人には合うかもしれませんが、私には合わなそうでした。
<高すぎず、足も収められる「籐らくらく正座椅子」を発見>
そしてついに、私の求めていた形の、高さも高すぎず、足も自然に収められる形の正座椅子を見つけました。
それが「籐らくらく正座椅子」でした。
高さがわずか10cmしかありません。これは私が探した中では一番低かったです。
そして籐でできた座面の下にはハの字に足がついていて、この形のおかげで座面の下にほぼ自然に足を収められそうなのです。
さっそく楽天で購入いたしました。到着するのが楽しみです。
<使用してみての感想>
さっそく座ってみました。やはり私の予想した通り、高すぎない座面に、ハの字型の足のおかげで、座面の下に足を収めることができました。(大柄の方は入らないかもしれません。)
そして膝はまったく痛くありません。これならうまくいきそうです。
ところがしばらく使っているうちに困ったことも出てきました。お尻が結構痛くなるのです。
座面は24×20cmなので、やや小さめですが一応お尻は乗せられます。けれど周りの枠がお尻に当たって痛くなってくるのです。
これでは長時間の使用は難しいです。
そこで考えて、100円ショップで売っていた写真のようなカバーを買ってきました。一枚ではまだお尻が痛かったので2重にしてみました。
サイズもぴったりでお尻の痛みも軽減されました。
またもうひとつデメリットがあります。長く座っていると、なぜか腰が丸まってくるのです。これは私の座り方の癖かもしれませんが、気を抜くと腰を丸めてしまっているのです。
これは膝に良くても、かえって腰には良くない座り方になってしまいます。
なのでその点に注意しながら使用するか、あるいは普段は普通に正座で作業し、膝が疲れてきたら、合間合間にこれを使用するといった感じで使うといいのかもしれません。