血液検査後にドキッ!若い女性のコレステロールが高い理由
コレステロール対策に人気のDHA
健康診断の血液検査を受けて後にコレステロールが気になるという女性が増えています。 一般的にコレステロールの数値が高くなるのは男性のみというイメージがありますが、実は若い世代の女性にも同様の現象が起こっています。 コレステロールが高いことで病気への心配も増えてしまいますので、健康的に長生きするためにも今すぐ原因をきちんと理解し改善に努めましょう。 女性のコレステロールが高い理由 |
コレステロールとは?
コレステロールには2種類があります。
運搬役を担っているLDLコレステロールが悪玉と呼ばれる理由は、運搬中に血液中に余分なコレステロールを残してしまい、血液の流れを邪魔してしまうからです。
しかしHDLコレステロールよりもLDLコレステロールが増えてしまうと病気になるというわけではなく、最近では2つの比率が重要視されるようになっています。
理想的な比率は「LDLコレステロール:HDLコレステロール=2:1」です。
血液検査の結果を確認する際には数値だけでなく比率も併せてチェックしましょう。
コレステロールが高くなる原因は生活習慣にあり
コレステロールが高くなる原因としては、生活習慣にあります。
太りすぎ、飲酒、喫煙習慣のある人であったり、運動不足やストレス、睡眠不足などが複雑に絡み合うことでコレステロールを高くしてしまうと考えられています。
若い世代の女性でもコレステロールの数値が高い理由も同じ原因が当てはまります。
昔に比べ若い女性でも毎晩晩酌の量が多い。一日に吸うタバコの数が多い。
などの傾向が高く、加えて仕事の忙しさから運動をする時間もなく睡眠も十分にとれないといった生活習慣の変化が起こっています。
女性の場合更年期により女性ホルモンの分泌が低下することでもコレステロールが高くなりやすいため、若い時期から何らかの改善に努めることが重要となります。
高コレステロールが引き起こす病気
コレステロールが高い状態が続くと、重大な病気の発症につながる可能性があります。
コレステロールが血管中に溜まることで血液の流れを阻害することとなりますので、動脈硬化や脳卒中、狭心症、心筋梗塞、動脈瘤などの病気を引き起こしやすくなります。
動脈硬化は、動脈がかたくなり血液を上手に送り出すことができなくなります。そのため、心臓への負担がかかってしまい、臓器や組織なども正常に機能しづらくなってしまいます。
さらには血管がもろくなり破れやすくなるなどの危険要因があるのです。
場合によっては命の危険を脅かす脳卒中や心筋梗塞、動脈瘤はコレステロールが高いことが原因で発症率が高まりますので、若いからと軽く考えずにきちんと改善へ向けた取り組みを始めることが大切です。
改善への取り組みは継続が大切
若い女性であってもコレステロールの数値が高いと悩むなら、「食事・運動」の2つの生活習慣改善を目指しましょう。
コレステロールを正常値に戻すためには抗酸化作用のある食品、食物繊維、α-リノレン酸やDHA、EPAを含む食材を多めに摂取するようにしてください。
抗酸化作用のある食品は、緑黄色食品、大豆や大豆製品、アーモンドといったビタミンA・C・Eを多く含むもの、緑茶、赤ワインのようにフラボノイドを含む食品があります。
またα-リノレン酸はえごま油やアマニ脂に多く含まれており、DHA、EPAは青魚に多く含まれていますので、一日に1回は魚を食べるように意識するだけでも取り組めます。
食事と運動の面で一度に改善をするとなると負担になり継続できない可能性もありますので、楽しみながら体を動かせる方法を探し、手軽に摂取できるサプリメントなどの活用もおすすめです。
コレステロール対策に人気のDHA
一方で動物性の脂肪は極力避けることも重要です。
動物性の脂肪はレバーや卵、えび、するめ、バターなどに多く含まれていますので、一日の摂取量を少なめにすることが必要です。
仕事や育児など何かと忙しく運動する時間がないという女性は、散歩程度のウォーキングや室内でもできる踏み台昇降、DVDエクササイズなどを活用し、できる範囲で毎日の生活に取り入れることが大切です。
コレステロールが高いということで様々な病気へつながりやすいため、これらの生活習慣改善は継続することが重要となります。