亜麻仁油に豊富に含まれるα-リノレン酸は、体内でEPA・DHAに変わります。
EPA・DHAはオメガ3系の脂肪酸で、脳にとっても大事な栄養素です。
弱って動きが鈍くなった脳の神経細胞を刺激して活性化します。
脳の活性化するという事は、血液の流れが良くなります。
よって、やる気や幸福感を呼び覚ましてくれる効果があるのだそうです。
どんなオイルでも良いのか?
残念ながら、殆どのオイルがα-リノレン酸を少量しか含まれていません。
ごま油、コーン油、オリーブオイルの含有量は数パーセントです。
亜麻仁油の50%はα-リノレン酸。
えごま油はその半分の25%がα-リノレン酸。
摂取するなら、ダントツ亜麻仁油が有効です。
摂取の目安
1日に目安量は2gです。
亜麻仁油だと大さじ0.5杯です。
亜麻仁油が苦手な方は、えごま油を大さじ1杯または、魚油(サーモンオイル等)を大さじ1杯という手段もあります。
青身魚のサバであれば半身食べる程度です。
これだけは守って
亜麻仁油は酸化しやすく、冷暗所で保管し、開封後は2~3か月で使い切るのが理想的です。
使ったら、蓋をして冷蔵庫に入れるとよいでしょう。
また、亜麻仁油は熱に弱く、加熱調理に使うとα-リノレン酸が変性してしまうので、調理が終わった後の食材にかけて食べるようにしましょう。
えごま油も同様の特性があります。
よく亜麻仁油を料理に使うと、風味がかなり変わってしまって美味しくないからそのまま食べてくださいと記載がありますが、風味だけでは無く、うつに効くα-リノレン酸の成分が無くなってしまうので、絶対に調理しないで下さい。
サラダにかけたり、そのまま食べてくださいね。
まとめ
実は私、うつより酷い精神疾患を持っていました。
色々な文献を見ましたが、抗うつ薬はうつ病患者の7割が効果が無いという研究結果もあります。いわゆる薬効果というよりか、飲んでいるという心の安心の方が強いのかもしれません。
大学院の調査でもα-リノレン酸が、うつへの効果を確認出来たと、ハーバード公衆衛生大学院の研究発表がありますので、期待出来ると思います。
何より安全な薬品では無く食品なので、健康目的で食べる事はとても良い事だと思います。
うつは心の病と言われますが、脳の疾患です。
DHAは頭が良くなると有名なように、α-リノレン酸は体内でDHAに変わりますので、脳に効果がある事は明らかです。