ポリフェノールとは良く聞く言葉ですが、健康に良いというくらいしか知らない人も多いのでは?赤ワインや緑茶やチョコレートや大豆や…みんな同じものなんでしょうか。そして、どんな効能があるのでしょうか。
今回は、ポリフェノールについてまとめました。
「ポリフェノール」とは
自然界に5000種類以上あると言われているポリフェノール。よく知られているポリフェノールや食品から見て行きましょう。
ポリフェノールは大きくいくつかの分類に分かれます。フラボノイド、フェノール酸、エラグ酸、リグナン、クルクミン、クマリンなどです。
アントシアニン(フラボノイド系)
アサイー、ブルーベリー、ビルベリーなどに含まれる、青紫色の天然色素。アントシアニンだけで400種類以上ありますが、どれにも目に対する効果があるとされています。
シアニジン(フラボノイド系)
アサイー、ぶどう、ビルベリーなどの赤色液果類に含まれている、アントシアニンの一種です。酸化防止や悪性腫瘍、肥満や糖尿病の抑制効果があると言われています。
イソフラボン(フラボノイド系)
大豆や大豆加工食品に含まれる色素成分です。女性ホルモンに似た作用があり、特に更年期障害に効果が期待されています。
カテキン(フラボノイド系)
ワインや緑茶、紅茶などに含まれる渋み成分です。抗菌・殺菌作用や脂肪吸収抑制作用が認められています。
その他、ぶどうに多いレスベラトロール、うこんに多いクルクミン、緑茶や紅茶のタンニンが有名です。
「アサイー」のポリフェノール
アサイーに含まれるポリフェノールは主にアントシアニンとシアニジンです。
アントシアニンはすでに欧米で代替医療として認められています。抗酸化作用が強く、筋肉疲労を抑制する作用があるとされています。また、視機能の改善効果も謳われています。光の情報を正確に信号化するたんぱく質をサポートするので、眼精疲労によるぼやけやしょぼつきを改善する助けとなるのです。
ポリフェノール摂取で気をつけることは?
ポリフェノールは種類によって効能が色々ありますが、共通しているのが抗酸化作用や抗菌・殺菌作用です。ですが、体に蓄積されづらいという欠点があります。3時間程度で抗酸化力が失われてしまうと言われています。ですから、一度に多く摂るより食事ごと、間食ごとに少しずつ摂るようにしましょう。
緑茶、紅茶、コーヒー、大豆製品、りんごやベリー類の果物、ごま、チョコレートやココアなどに多く含まれていますが、普段の生活で簡単に取り入れられそうですよね。きちんとした効果を期待するのであれば、サプリメントで効率良く摂取することもおすすめです。