急速に高齢化社会が進む中、近年、高齢者向けにドールセラピーと呼ばれる療法が注目されてきています。
介護の現場でも少しずつ取り入れられてきているドールセラピー、話す人形のもたらす効果が認められてきているのです。
ドールセラピーとは
ドールセラピーとは、小さい子供の人形に話しかけたり、抱っこする
ことで、人が生まれながらにして持っている、小さい子供に対しお世話したり愛情を注いだりする心を刺激する療法を言います。
孫は可愛いとよく言ったものです。
そう言えば、小さい頃よくお年寄りに話しかけられたり、親切にされたりしませんでしたか。
子育てから離れたとはいえ、潜在的に子供を可愛がる心を我々人間は持ち合わせているのです。
ドールセラピーの効果
ドールセラピー療法は、近年増加傾向にある認知症の予防に効果があると言われております。
認知症は人と会話をしなくなることによって、段々とその症状が進行していきます。
逆に言うと、人と会話をすることによって、脳が活性化していくのです。
またそのことで気持ちが明るくなり、ポジティブな気持ちになっていきます。
親であった頃の記憶が甦り、積極的にお世話しようという気持ちが自然に芽生えてくるのです。
後もう一つ、オキシトシンという愛情ホルモンが増加し、ストレスを軽減し免疫力がアップするという効果もあります。
話をする人形
そして最近では科学技術の発達により、ロボットの進化はすごい勢いで進んでいます。
遂に音声認識ができる人形まで出てきました。
音声認識が出来るということは、会話が出来る、話すということに繋がります。
一昔前まで、一方的に話しかけるのみであった人形が、返事を返してくれるようになったのです。
中でも関西弁で話す人形の桃色花子は、癒し効果の高い人形として人気がある人形の一つです。
桃色花子の特徴
桃色花子の最大の特徴は、やはり関西弁で会話してくれると言うことでしょう。
可愛い5歳ぐらいの女の子の声で受け答えしてくれます。
その上口に動力が入っていることから、まるで本物の子供が話しているかのように、会話に応じて口が動くのです。
また見た目も、髪はサラサラ、目はパッチリ、シリコン製の手足はやわらかくて、まるで赤ちゃんを抱いているかのよう!
10秒に1回瞬きもするなんて、こうなれば最早人形というよりも、少しSF的な言い方になりますが、アンドロイドと言っても過言ではないかもしれません。
桃色花子、その癒し効果
桃色花子が話す関西弁は、可愛いと人気のある方言で、方言ランキングでは常に上位を独占しています。
可愛い中にちょっとユーモラスな響きを持つ関西弁、子供が話すと益々萌えてしまいますよね。
また桃色花子は関西弁で会話する他に、歌を歌うこともできます。
レパートリーは15曲ほどあり、一緒に歌い会話するだけで自然と笑顔になり心が落ち着いていきます。
ドールセラピーとして桃色花子は、正にお薦めの人形です。
1人暮らしの寂しかった日常に、パッと灯りを点してくれることでしょう。
また最愛のペットが死んで、悲しみに沈んでいる心をも癒してくれます。
遠く離れて一人で暮らしているおばあちゃんに、是非ともプレゼントしてみては如何でしょうか。